代表者名
代表取締役社長 鈴木与志成
所在地
〒 444-0324
愛知県西尾市寺津町二丁7番地1
電話番号
0563-59-2460
会社ホームページ
会社概要
私たちは1948年の創業から77年間、一貫して電線・ケーブルのコアである導体(銅線の束)を製造・加工してきました。国内3拠点(愛知県西尾市、愛知県碧南市、栃木県大田原市)で製造しております。
導体製造で培った独自の線材加工技術をもっと世の中のために活かしたい。その思いから、ワイヤー事業・医療機器事業の2つの新事業に2022年より取り組みはじめました。本業で培った加工技術・つながり・ノウハウを活かし、『コアの導体メーカーだからこそできる』、電線・アッセンブリ品・完成品まで導体から一気通貫で設計開発・ご提供を行っております。
事業分野
原材料(金属・非金属・樹脂・新素材), 金属加工技術, チューブ・パイプ, ロボット技術, OEM・受託製造, 表面・めっき処理技術, センサー・計測機器, 電子部品・電子機器, 医療関連製品
取組実績及び
取得規格・業許可等
医療機器製造業登録, 医療機器への部材供給実績あり, ISO9001取得, ISO14001取得, 自動車産業実績
”より丸く”をテーマに培った線材加工技術。自動車や新幹線、産業用ロボット…実は身近なところで、ひっそりと私たちの導体製品が活躍しています。
さて、医療機器業界は、患者さんの負担低減に向けて小型化・細径化が求められます。また、より多くのデータを伝達するための高速通信も求められます。これらを実現するためには、電気・通信を伝達する電線・ケーブルの進化が必須となり、特性を左右する導体がそのカギを握っています。
私たちは導体製造のプロ集団として、線材素材選定・構造検討・試作開発を行うことができます。また、業界でのつながりを活かし、電線・ケーブル・ハーネス加工品・完成品まで一気通貫での設計・開発・ご提供が可能です。もちろん、電線メーカー様の既製品・カタログ商品のご提案も可能です。
さらに、新たな線材加工にもチャレンジしています。ステンレス線材の撚り加工や、難加工線材の伸線加工を検討しています。
医療現場で邪魔もの扱いされがちな電線・ケーブル、ワイヤー類。そのお悩みを是非お気軽にご相談ください。
【特許を多数保有!実は新幹線にも使用されています!】
私たちは技術開発に力を入れており、現在41個の特許を保有しています。
特許の1つである『圧縮撚り線技術』で製造する”真円性”の高い私たちのオリジナル製品は、産業界で高評価をいただいております。実は新幹線の車内配線にも使用されています。
また、産業用ロボットのアーム内のケーブル、東京オリンピックでの4K・8K放送用アンテナケーブルなどの”特殊で難しいケーブル”や、身近な自動車スライドドア・バックドアのセンサーケーブルなど、お客様の要望に合わせ開発された製品は日常生活の幅広いとろこで使用されています。
※特許情報は弊社ホームページで確認いただけます。
【撚り線加工技術の深化!新たな材質へのチャレンジも!】
私たちは製品開発にまだまだ満足していません。一般産業界はもとより、特に医療機器業界においては、より難しい要求が電線・ケーブルに課されます。『”細く”・”柔らかく”だけど”断線しづらい”』、この相反する特性を実現するためには、私たちがつくる導体製品の技術の深化が必要不可欠です。
導体は主に銅線・銅合金線でできています。製造工程・設計の工夫によりある程度の強度は持たせられるものの、特性的には限界があります。また、医療機器には稼働用としてステンレスワイヤーが使われることがありますが、電線とワイヤーがあることでスペースをとり、省スペース化の妨げになっていました。
そこで、弊社の「中空撚り線製造技術」を活かした、『Hybrid圧縮撚り線』を開発しました。これは従来にない、ステンレスと銅線を組み合わせた特殊導体です。これにより、導電性と抗張力の異なる特性をHybridで併せ持たせることが可能になりました。この技術を高く評価していただき、昨年メディカルクリエーションふくしま2024で行われた第13回メディカルクリエーションふくしま大賞にて『技術奨励賞』を受賞することができました。
さらに、開発の力をゆるめることなく、今年4月には新たな複合撚り線”MM撚り線”が完成しました。
医療機器向けのワイヤーとして、今後はより一層のステンレス線材を使用した加工品の開発や、医療機器材料に欠かせない難加工線材の加工にもチャレンジしてまいります。
是非、みなさまのご要望・ご意見、こんなのほしいよ!を教えていただけますと幸いです。ブースでおまちしております!
【患者様・医療従事者の皆様の負担低減に向けて】
医療機器開発において電気・通信・力を伝えるワイヤー・ケーブルに対する要求事項(細径化、高強度、高品質)は難易度が上がっており、今後の低侵襲治療向け機器開発で私たちの導体製品が果たす役割はますます重要になると考えております。
私たちの製造ノウハウ・技術・横のつながりを活かした導体からの一気通貫のモノづくりを通し、次世代医療機器の開発、ひいては患者様・医療従事者の皆様の負担低減に貢献してまいります。些細なことでも構いませんので、まずはお困りごと、ご要望などご相談ください。
【機器開発事例】
『マウスピース型人工喉頭 VoiceRet』のケーブルアッセンブリ品をOEM生産!
喉頭癌等で声帯を取られた方など、「声」を失ってしまった方がいらっしゃいます。従来の代替発声法は、機器を喉に押し当てたり、特殊な機材の使用や手法の習得など、声でのコミュニケーションがとれるようになるまでに、時間が非常にかかる課題がありました。
新たな方法として、マウスピース型で口腔内に装着するだけで、その瞬間から話すことができる「VoiceRet」は、東京科学大学スタートアップ企業”東京医歯学総合研究所様”が開発されました。私たちはこの、スピーカー・電線・加工を一貫して手掛けさせていただきました。
特に、電線は使用される方になるべく違和感のないような配色にし、より日常使用がしやすいように心がけました。
導体からケーブル、アッセンブリ品、完成品・OEMまで。お気軽に当社へお声掛けくださいませ。