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　2020年3月に山梨県は「メディカル・デバイス・コリドー推進計画」を策定し、山梨県が有する機械電子産業のものづくり技術や立地特性を活かし、医療機器関連産業を、本県を牽引する産業に育成するべく、本計画では「支援体制の確立」「企業支援策の充実・強化」「連携の促進」「人材の確保・育成、情報発信」の４つを柱に据え、医療機器関連分野への参入を推進してまいりました。
　2023年11月には、成長・拡大に向けた更なる施策展開を図り、構想実現を進めるため、企業支援策においてコアとなる「部材供給・研究開発・製造受注支援」に加え、「高度化」「裾野拡大」「海外展開」といった新たな視点を取り入れ、「メディカル・デバイス・コリドー推進計画2.1」を策定しました。
　「メディカル・デバイス・コリドー推進センター」は、公益財団法人やまなし産業支援機構内に設置された、本計画に基づき県内企業の医療機器関連産業への参入を促進するための総合支援機関です。　
　推進センターには、医療機器関連産業の専門人材であるコーディネーターが常勤で配置されています。コーディネーターは、医療機器関連産業への参入状況、参入形態、参入分野等、企業の様々な状態と目的に合わせた支援を実施しています。
　また、山梨大学の他、国や静岡県、JETRO、医療機関や介護施設、金融機関と連携して、これまでの医療機器開発の支援に加え、医療機器メーカーとのマッチング機会の創出等、部材供給支援にも注力し、取引拡大に向けた動きを活発化させています。
　これらの活動が、2023年8月に国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED）の「医工連携イノベーション推進事業（地域連携拠点自立化推進事業」に研究開発課題「医療機器産業クラスターとの近接性を活かした、医療機器開発回廊の形成に係る研究」として採択されたことで、医療機器開発の事業化に向けた支援体制を強化のうえ、より一層強力に医療機器関連分野への参入を推進してまいります。